アメリカの料理というと、ハンバーガーやステーキというイメージしかないという人も大勢いると思いますが、実は、探してみると、アメリカにも、地元料理というのが多くあり、その土地で採れる食材を使用した、とても美味しい料理に巡り逢うことが多くなりました。
最近は、アメリカ各地でのロケがある度に、そんな料理を試したく、地元の人に色々と話を聞くようにしていますが、意外と、地元も人も、自分たちがよく食べているものが地元料理だとはきがつかず(アメリカ全国で食べられていると思っているらしく)、ホテルのフロントの人たちでさえ、時々、「ステーキです」とか、全国チェーンのファミレスとは知らないのか「Applebee’s(チェーン店)が人気です!」など、ちんぷんかんなことを言われることが多い。
シカゴとかで、地元料理が「ステーキ!」は、ないでしょ… さすがに…
現在来ているコロラド(南コロラド)にも、僕の大好きな地元料理があり、このあたりに来ると、どうしても注文をしてしまう。
コロラド南部からニューメキシコ州の地元料理は、スペインと地中海、メキシコ、アメリカ原住民、そしてカウボーイ文化が混合した料理です。
僕の大好きなのは、なんといっても「Smothered Beef Burrito with Green Chili」!
「Smothered 」っと言うくらい、窒息死するほどたっぷりとグリーン・チリのソースがかかったブリート。
この料理の主役は、Chili verdeと呼ばれるグリーン・チリのソース。
Chili verdeは、鶏ガラの出汁に、大きな豚肉のかたまりと地元のグリーン・チリを入れ、じっくりと煮込んだシチューのこと。
チリの風味だけでなく、鶏ガラと豚肉の絶妙な深い味わいのソースが、牛の挽肉のブリートを際立てます。飽きることのない複雑な味で、いつもあっという間に食べ終わってしまう…
これを食べてしまうと、普通のシンプルなブリートが食べ難くなってしまいます…
デザートには、ソパイピラス(Sopapillas)と呼ばれるスペイン料理の揚げパン。このソパイビラスとは、「小さな枕」という意味で、
スペイン料理の影響がある国には、異なるバージョンで親しまれているものですが、このニューメキシコ料理のソパイピラスは、ふっくらと揚げられた、揚げパンというよりは、あっさりとしたドーナッツに近い感じのもの。柔らかい袋状に揚げられたこのパンの中に、地元のハチミツをたっぷりと注いでから食べます。
柔らかく香ばしいパン生地を噛むと、中からハチミツの優しい甘みが… ちょっと辛いチリソースを食べた後には、最高のデザートです。
アメリカ料理も、実は色々と深く、バーベキュー1つを取っても、日本のラーメンのように、地元地元で微妙に味が異なり、新しい発見がよくあります。皆さんも、ただ単にアメリカだからステーキ!とは言わず、機会があったら、いろんなものを試してみてください!
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